私は長年にわたり、
- 小学校:30年以上
- 高校:25年以上
という期間、学校歯科医として地域の子どもたちの口腔健康を支えてきました。
この地域には、私の前にも長期間にわたり複数校で学校歯科医を務められた先生がいました。
その先生は、合併前の都南村において中学校・高校で長く活動され、地域の学校歯科医の歴史の中でも特に存在感のある方でした。
盛岡市学校保健表彰は、盛岡市歯科医師会の推薦が必要です。
平成4年の盛岡市と都南村の合併以降 盛岡市学校保健表彰における評価年数は「平成4年以降」を基準とする運用となりました。
そのため、合併前に積み重ねられた活動年数が評価に含まれないケースもありましたが、
それでもなお、私を含め、これらの先生方は 他のどの学校歯科医よりも長く複数校を担当し続けてきた という事実があります。
学校歯科医研修においても、当時の2名とも研修資格を満たしており、
地域において高度な知識と責任をもって活動してきました。
複数校を長期間担当し続けることは非常に稀であり、
この地域の学校歯科医の歴史の中でも特筆すべき存在であったと感じています。
表彰制度には時代や自治体の事情によって変遷があります。
必ずしも実績のすべてが評価に反映されるわけではありませんが、
これまでの経験は私にとって大変貴重であり、
学校歯科医としての長い年月は、地域医療に取り組む私の原点となっています。
今後の先生方には、実績に基づいた表彰がうけれることを、切に願います。
今後は、そこで培った知見や経験を活かし、
地域医療の新しい形に挑戦していきたいと考えています。
あとがき
盛岡市学校保健会の表彰はいただけませんでしたが、そのことを知った子どもたちから「お父さん、ご苦労さま」「私たちが表彰状を上げます」と声をかけられした。
その一言は、どんな表彰状よりも嬉しいものでした。
しっかりと背中を見て、育っているなと感じました。
